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スカルパの椅子修復 [ファニチャー]

イタリアの建築家カルロ スカルパ( Carlo Scarupa )
の手助けで家具のデザインをはじめた息子のトビア スカ
ルパ(Tobia Scarpa)と妻のアフラ(Afra)がデザイン
した椅子です。購入後30年近く使用してその後放置した
ままになっていました。先日四脚のうち二脚だけクリーニ
ングと修復をしました。
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レザー部分はマルチレザークリーナーで汚れを落としてか
ら背もたれのテーブルの角にあたって傷ついたところをコ
ロンブスのアドベースとアドカラーで補修しました。
木製の脚は重曹で汚れを落としました。

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分解してから清掃をしたのですが妥協のない大変手間のか
かった構造でした。
座り心地は長時間座っていてもストレスはありません。

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円形テーブルの製作(2) [ファニチャー]

Roberto Barbieriデザインの椅子【Lea】用にかっぱ橋の
洋家具専門店に簡単な図面を描いて発注した丸テーブルで
す。天板は白マーブル風に、端面は薄く感じるように 45°
斜め形状にしました。天板までの高さは、72cmです。

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Steelcase製デスクの黄ばんだ樹脂把手の漂白 [ファニチャー]

40年近く前に購入したSteelcase製デスクは今も健在です。
US基準の堅牢な作りに感心します。しかし白い樹脂部分は
かなり黄ばんできました。 把手を取り外して酸素系漂白剤
(花王ワイドハイターEX)に浸して紫外線に2日ほどあて
て黄ばみを取り除きました。 もとの白さには戻りませんが
かなり白くなりました。

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マリオ・ベリーニ デザインのCABチェアー修理 [ファニチャー]

イタリアンモダンデザインを代表するマリオ・ベリーニの
CABチェアーは座面が落ち込んで20年近く放置してい
ました。なかなか廃棄できず購入元のCASSINAに修
理の問い合わせをしてみましたが、それっきりにしていま
した。
このままにしておくのは残念なので思い切って修理しまし
た。

まず、座面が落ち込んだ原因を調べます。
脚部のファスナーを外して分解すると。
かなり手が込んだ構造で、丸パイプを変形した強固なフレ
ーム、革の縫製技術、脚部端面の革の仕舞と止め付け方法
など各部に独創性と手仕事の技を感じました。

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原因は
座面裏と接着してあった0.7mmほどの樹脂製(たぶん
FRP)板に亀裂が入ったためでした。

① 同様の素材で作り直す   
  適当な素材が見当たりません。
② ベニヤ板で代用      
  曲面に加工することと強度的に多少心配があります。
③ 手芸用PPバンドを座面の周りのフレームに張る。

入手の容易性と価格を考えて③案を試してみることにしま
した。
 

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スツール製の座面枠に黄色のPPバンドを張った状態です。



椅子の張替と再塗装 [ファニチャー]

ティト・アニョ-リ(TITO AGNOLI)がデザインした椅子
LIMAは40年近く前、六本木 AXIS にあった Interdecor
(今のCassina Japan)のバーゲンセールで購入しました。
とても座り心地のいい椅子です。オリジナルカラーはバー
ガンディーでした。10年ぐらいして座面のファブリック
が劣化してきてそのまま放置していました。
とても気に入っていた椅子なの張替と再塗装をすることに
しました。金属製のフレームを70%光沢の黒、座面と背面
は東レ・エクセーヌのグレーに、塗装業者と椅子張替業者
に発注しました。


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オリジナルカラー

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Dominguez Chair のための円形テーブル製作 [ファニチャー]

1931年にスペインの建築家(Carlos Amiches and Martin
Dominguez)によりデザインされた肘掛け椅子です。
7,8年前にで購入しました。このデザインに合わせたサイ
ドテーブルの製作です。

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色、形状、素材感を似せて、かっぱ橋の洋家具店にオーダ
ーしました。
直径450mm高さ510mm

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