スカルパの椅子修復 [ファニチャー]
イタリアの建築家カルロ スカルパ( Carlo Scarupa )
の手助けで家具のデザインをはじめた息子のトビア スカ
ルパ(Tobia Scarpa)と妻のアフラ(Afra)がデザイン
した椅子です。購入後30年近く使用してその後放置した
ままになっていました。先日四脚のうち二脚だけクリーニ
ングと修復をしました。
レザー部分はマルチレザークリーナーで汚れを落としてか
ら背もたれのテーブルの角にあたって傷ついたところをコ
ロンブスのアドベースとアドカラーで補修しました。
木製の脚は重曹で汚れを落としました。
分解してから清掃をしたのですが妥協のない大変手間のか
かった構造でした。
座り心地は長時間座っていてもストレスはありません。
の手助けで家具のデザインをはじめた息子のトビア スカ
ルパ(Tobia Scarpa)と妻のアフラ(Afra)がデザイン
した椅子です。購入後30年近く使用してその後放置した
ままになっていました。先日四脚のうち二脚だけクリーニ
ングと修復をしました。
レザー部分はマルチレザークリーナーで汚れを落としてか
ら背もたれのテーブルの角にあたって傷ついたところをコ
ロンブスのアドベースとアドカラーで補修しました。
木製の脚は重曹で汚れを落としました。
分解してから清掃をしたのですが妥協のない大変手間のか
かった構造でした。
座り心地は長時間座っていてもストレスはありません。
円形テーブルの製作(2) [ファニチャー]
Steelcase製デスクの黄ばんだ樹脂把手の漂白 [ファニチャー]
マリオ・ベリーニ デザインのCABチェアー修理 [ファニチャー]
イタリアンモダンデザインを代表するマリオ・ベリーニの
CABチェアーは座面が落ち込んで20年近く放置してい
ました。なかなか廃棄できず購入元のCASSINAに修
理の問い合わせをしてみましたが、それっきりにしていま
した。
このままにしておくのは残念なので思い切って修理しまし
た。
まず、座面が落ち込んだ原因を調べます。
脚部のファスナーを外して分解すると。
かなり手が込んだ構造で、丸パイプを変形した強固なフレ
ーム、革の縫製技術、脚部端面の革の仕舞と止め付け方法
など各部に独創性と手仕事の技を感じました。
原因は
座面裏と接着してあった0.7mmほどの樹脂製(たぶん
FRP)板に亀裂が入ったためでした。
① 同様の素材で作り直す
適当な素材が見当たりません。
② ベニヤ板で代用
曲面に加工することと強度的に多少心配があります。
③ 手芸用PPバンドを座面の周りのフレームに張る。
入手の容易性と価格を考えて③案を試してみることにしま
した。
スツール製の座面枠に黄色のPPバンドを張った状態です。
CABチェアーは座面が落ち込んで20年近く放置してい
ました。なかなか廃棄できず購入元のCASSINAに修
理の問い合わせをしてみましたが、それっきりにしていま
した。
このままにしておくのは残念なので思い切って修理しまし
た。
まず、座面が落ち込んだ原因を調べます。
脚部のファスナーを外して分解すると。
かなり手が込んだ構造で、丸パイプを変形した強固なフレ
ーム、革の縫製技術、脚部端面の革の仕舞と止め付け方法
など各部に独創性と手仕事の技を感じました。
原因は
座面裏と接着してあった0.7mmほどの樹脂製(たぶん
FRP)板に亀裂が入ったためでした。
① 同様の素材で作り直す
適当な素材が見当たりません。
② ベニヤ板で代用
曲面に加工することと強度的に多少心配があります。
③ 手芸用PPバンドを座面の周りのフレームに張る。
入手の容易性と価格を考えて③案を試してみることにしま
した。
スツール製の座面枠に黄色のPPバンドを張った状態です。